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さて、今日9月10日は、「カラーテレビ放送記念日」だそうです。
「カラーテレビ放送記念日 」とは?
今から58年前の1960年 (昭和35年) 9月10日に、NHK・日本テレビ・ラジオ東京テレビ(現在のTBS)・読売テレビ・朝日放送の5局がカラーテレビの本放送を開始したことを記念して制定されました。
世界初のカラーの本放送は、1954年1月23日に、米NBCのニューヨーク局であるWNBC局が最初だそうです。
日本でカラー放送が始まった頃は、「総天然色テレビジョン」と呼ばれていました。また、カラーテレビ普及初期は、全ての番組がカラーで放送されていたわけではなく、テレビ番組表でカラー放送の番組には「カラー」の表記、あるいはそれを表す記号がわざわざ付されていました。
日本放送協会(NHK)は、かつて受信規約に於いてカラー契約、普通契約、衛星カラー契約及び衛星普通契約の4つを設けて、カラーとモノクロを区別していたとか。
4K・8K放送開始を目前にして
日本で初めてカラーテレビが放送されてから半世紀余り、この間に放送はアナログからデジタルへ、そしてハイビジョンからフルハイビジョンへと進化してきました。
そして、今年 (2018年) 12月から、いよいよ4K・8Kの実用放送が開始されます。4Kはハイビジョンの4倍の画素数で、8Kは16倍の画素数高精細で、立体感・臨場感のある映像が実現できます。
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4K・8K放送が実現することで、主に以下の4つのメリットが受けられるようになります。
- 現在のハイビジョン放送に比べ、表現可能な色の範囲が大幅に拡大し、「実際に見える色」に近い表現が可能
- 現在は、1秒間に30コマ程度の表示だが、最大で120コマ表示に高速化され、動きの速いスポーツなども、「ぼやけず」「なめらかに」表示可能
- 階調表現が、現在のおよそ1,600万階調に対し、およそ10億階調へ拡大し、色や明るさの変化がなめらかになり、より自然な映像表示が可能
- 輝度について、HDR (ハイダイナミックレンジ) 技術により、映像で表現できる明るさの範囲が大幅に拡大し、より現実に近い明るさの表現が可能
これにより、2020年の東京オリンピック・パラリンピックで中継される多くの番組が、4K・8K放送になる予定です。
以下の図は、総務省が2015年7月に発表したロードマップです。
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先日、久しぶりに量販店のテレビ売り場を覗いたら、60インチクラス位までの4Kテレビがずいぶん値下がりしているのにびっくりしました。(価格.comの売れ筋順はこちら)
我が家では、デジタル放送移行期の2010年にテレビを買い替えましたが、2020東京オリンピック・パラリンピックに向けて、そろそろ買い替えを考えますか。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2018.9.10記)